こんにちは!✨
突然ですが、皆さんは今日が何の日かご存知でしょうか?今日9月1日は防災の日、関東大震災から100年という節目に当たります。産まれていない方が殆どだと思いますが100年前の1923年(大正12年) 9月1日、神奈川県西部を震源とするマグニチュード7.9の地震が発生しました。それにより多くの建物が崩壊し、津波や火災などが発生し多くの方が亡くなられたとても大きな災害となっています。なかでも地震による火災で亡くなられた方が9割をしめているそうです。
そこで今日は地震に強い家づくりについてご紹介します!
家の構造には鉄骨造、鉄筋コンクリート、木造・SE構法があります。それぞれどういったメリット・デメリットがあるのでしょうか?
鉄骨構造
鉄骨構造は主に鉄鋼材(鉄と炭素2%以下の素材)を使用します。メリットとして、木造で必要とされる筋交いや耐力壁を必要としないため比較的に自由度の高い設計を行うことができ、室内に広い空間が欲しいという方におすすめです。デメリットとしては、防音性や耐熱性が他と比べ劣ってしまう点です。なので対策を講じる必要があります。
鉄筋コンクリート
鉄筋コンクリート構造はマンションやビルなどの高層の建物に使用されることが多く、鉄筋をコンクリートで固めているため鉄骨造や木造に比べ強度が高いです。遮音性、気密性、耐震性、耐火性にも優れていて自由度が高い設計ができるのもメリットの一つです。デメリットは費用がとても高い点です。手を加えているので頑丈に作られますが、その分費用が掛かってしまいます。
木造・SE構法
昔から日本の家は木造が多く、現在も8割が木造とであるといわれています。鉄骨や鉄筋コンクリートと比べ費用も抑えられリフォームなどがしやすいのが特徴とされています!SE構法は、鉄骨造などでよく用いられるラーメン構法を木造に取り入れた構法であり、柱などが無くても広い空間を作ることを可能にしています!しかし、鉄骨や鉄筋コンクリートに比べ劣化のスピードが早いというデメリットもあります。
地震に強い家とはどういった家なのか?
地震に耐えれるように設計された耐震構造には、建物全体で地震の揺れに対応する従来型の『耐震構造』、基礎と建物を切り離してその間に免震装置を入れ、建物全体への揺れを軽減させる『免震構造』、建物内部に制震装置を取り付けてエネルギーを吸収する『制震構造』の大きく分けて3つあります。
≪3つのそれぞれの特徴≫
耐震構造:柱や壁を強化し、建物全体で揺れに対応する構造
免震構造:建物と基礎の間に水平方向に自由に動く「積層ゴム」などを設置し、地表の揺れを建物に伝わりにくくする構造
制震構造:建物の中に「ダンパー」と呼ばれるエネルギー吸収装置を組み込んで建物本体に伝わった揺れのエネルギーを吸収し、揺れを小さくする構造(超高層ビルなどで取り入れられている)
地震に強い家の形・弱い形
地震に強い家づくりとして重要になってくる1つが家の形です。地震に強い形はシンプルな四角形とされていて、建物を上から見たときに正方形や長方形などの整った形は地震に強いとされています。逆に家を上から見たときに、L字型やコの字型、壁に凸凹が多い家は正方形や長方形と比べ地震に弱いとされています。また1階部分にガレージがある場合、ガレージには家を支える壁がないため強度が下がってしまう場合があります。吹き抜けも同様に支えが少ない為、耐震性の点では注意が必要になってきます。
他にも紹介しきれていない家づくりが数多くございます。皆さんも家を建てる際は、建てる場所や使用する物など気にしてみてください。
以上、地震に強い家づくりのご紹介でした!✨